コラム 第4回

敵がいるからこそ成長できる

よかれと思って、考えたことでも、
いろいろと意見が衝突することがある。

お互いに見てきた世界が違うし、
さまざまな考え方があるからしょうがないことだが、
すべてをまるめこんで味方にしようとも思わないし、
自分の考えを変えて、妥協案をもっていくという気もさらさらない。

敵は、多ければ多いほどよいということではないし、
わざわざ敵をつくる必要はないと思うが、
敵がいないとつまらないし、成長しない、とは思う。

それは現役時代、
世界を目指すとなると何かと立ちはだかる
井上康生さんというライバルがいたからこそ
あそこまで強くなれた、
という感覚と少し似ているのかもしれない。

どうにもこうにも意見が噛み合わないときには、
とにかく、いろいろな人の意見を聞いてみる。

自分が間違っていると思えば正すし、
自分が正しいと思えば、言い方を変えて再交渉する。
いくら思いだけが大きくても、それが伝わらなかったら意味がない。

相手が首を縦に振らざるを得ないようなことを考えて持っていく。
ただそれだけだ。

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