コラム 第2回

攻めるところは、攻める

柔道も、やっと大会がスタートすることになった。
今月末、体重別柔道日本一を決定する「講道館杯全日本柔道体重別選手権大会」が無観客で開催される。

コロナ禍で
「柔道なんてやっている場合じゃないでしょ」
「なにかあったらどうするのか」
といった後ろ向きの意見を聞くと、
試合がしたくてうずうずしている学生たちを指導する
「現場」を持っている人間からしたら、本当に頭がいたい。
正直、時代遅れなことをいっているんじゃねえよ、
もっと前向きになろうよ、と思う。

組織にはいろいろな人がいるし、言いたいことはわかる。
でも、できる対策はすべてやって、
コロナ禍でも柔道ができる環境を整えたうえで
我々もスタートしていかないと、という思いの方が強い。

そうでないと、いろいろなかたちで柔道離れが進み
柔道界が直面している柔道人口減は、さらに深刻化してしまうと思うからだ。

そこで先日、業界随一の柔道専門誌に働きかけて
国士舘大学柔道部のコロナ対策について取材してとりあげていただいた。

「やるべきことをやって、スタートしてます」
「攻めるところは攻めて、みなさんもスタートしましょうよ」

そういうメッセージが、業界全体に伝わっていけばよいと思っている。

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